銀鱗荘 宿泊記|小樽の絶景と歴史を受け継ぐ至高のラグジュアリーステイ
北海道・小樽といえば、異国情緒あふれる街並みや小樽運河、そして豊かな海鮮グルメで知られる観光都市です。
その小樽の高台にひっそりと佇むのが、格式高い高級旅館「銀鱗荘」。
一般的な温泉旅館とは一線を画し、かつて料亭建築として建てられた由緒ある建物を移築した館内は、まさに「泊まれる文化財」と呼ぶにふさわしい空間です。
私自身、実際に滞在した際に感じたのは、単なる宿泊施設ではなく「歴史・建築美・絶景が融合した特別な体験」だということでした。
この記事では、銀鱗荘の魅力・おすすめポイント・実際の宿泊体験談を、観光と絡めながら徹底的に解説します。
「次の旅行で本当に特別な宿を探している」「小樽で忘れられない思い出を作りたい」という方にとって、必ず役立つ情報となるはずです。
銀鱗荘とは
銀鱗荘は、北海道小樽市の高台に位置する高級旅館です。
建物は昭和初期に建てられた金沢の名門料亭建築を移築したもので、木造建築の美しさと職人技の粋をそのまま受け継いでいます。
外観は重厚でありながらも華美すぎず、堂々とした佇まいは、まるで時代を超えて存在する美術品のよう。
「ただ泊まる場所」ではなく「歴史を体感する舞台」であることが最大の特徴です。
館内は日本建築独特の落ち着きに満ち、随所に伝統的な意匠が残されています。
一方で、最新の設備や現代的な快適さも取り入れており、過ごしやすさはしっかりと確保されています。
この「古き良き伝統と現代的快適性の調和」こそが、銀鱗荘が多くの旅慣れた宿泊者に愛される理由だと感じました。
小樽の街と海を一望できる絶好のロケーション
銀鱗荘の大きな魅力のひとつが、立地の素晴らしさです。
小樽市街から車で10分ほどの高台に建ち、宿からは小樽港や石狩湾、さらに遠くは積丹半島までを望むことができます。
晴れた昼間には真っ青な海が水平線まで広がり、夕暮れ時にはオレンジ色に染まる港町のシルエットが、まるで絵画のように美しい。
夜になると、港の灯りと街明かりがきらめき、「宿そのものが展望台」と言えるほどの絶景を楽しめました。
観光で小樽運河や堺町通りを散策した後、坂を上って銀鱗荘に戻ると、そこには静寂に包まれた別世界。
市街地の賑わいと宿の静けさとのギャップが、旅の満足感を一層高めてくれました。
歴史を受け継ぐ建築美と非日常の空間
銀鱗荘に入った瞬間、まず目を奪われるのが圧倒的な木造建築の存在感です。 太い梁や柱、精緻な欄間、障子や襖の細部に至るまで、熟練の職人が手掛けた技巧が今なお息づいています。 単なる「古さ」ではなく「美意識が宿る空間」として維持されていることに感動しました。
廊下を歩くと木の香りが漂い、畳の柔らかさが足元から伝わってきます。 照明は温かみのある光で統一され、外の景色を引き立てるように設計されているため、窓から見える海や街の眺望がより一層際立ちます。 「ここでしか体験できない時間の流れ」を感じられるのが、銀鱗荘ならではの醍醐味です。
客室|伝統と快適性を兼ね備えた贅沢な空間
銀鱗荘の客室は、全てが和の趣を大切にしたデザイン。 しかし昔ながらの純和室だけではなく、現代的な要素を取り入れた和洋室や特別室も揃っており、幅広いニーズに応えています。 どの部屋からも海と街を見下ろす眺望を楽しめ、朝昼夜で表情を変える景色そのものが旅の一部となります。
客室タイプのバリエーション
客室タイプ | 特徴 |
---|---|
和室 | 畳と障子に囲まれた落ち着いた空間。日本の伝統美を感じながら滞在できる。 |
和洋室 | 畳の間とベッドを備えた造り。高齢者や長期滞在者に人気で快適性も抜群。 |
特別室 | 広々とした間取りと絶景のビュー。記念日やハイエンドな滞在におすすめ。 |
実際に宿泊して感じたこと
私が泊まったのは和洋室タイプでした。 畳の香りに包まれながらも、ベッドでぐっすり眠れる快適さは本当にありがたいポイント。 特に窓際の椅子に腰かけて、日本海と小樽の街並みを眺めている時間は、「何もしない贅沢」そのものでした。 夜には港の明かりが宝石のようにきらめき、朝は海から昇る光に包まれて目を覚ます。 「一泊の滞在がまるで何日分もの思い出になる」――そんな感覚を味わいました。
食事|銀鱗荘で味わう至高の会席料理と贅沢な朝食
銀鱗荘に宿泊する大きな楽しみのひとつが食事です。 かつて料亭建築として使われていた歴史を持つこの宿は、今もなおその伝統を引き継ぎ、料理のクオリティは旅館の域を超えた本格料亭レベル。 北海道の旬の食材を贅沢に使った会席料理は、見た目の美しさと味の奥深さで「ここでしか味わえない特別な体験」になります。
夕食|北海道の旬を凝縮した会席料理
夕食は、季節ごとに献立が変わる会席料理。 私が宿泊した際は春のプランで、前菜から最後のデザートまで十数品にわたるコースが供されました。 一品一品が小樽や北海道の食材を生かしたもので、料理が運ばれるたびに感動が続きました。
特に印象に残ったのは、旬のウニと毛ガニを使用した小鉢。 口に入れると濃厚な甘みと磯の香りが広がり、「北海道に来て良かった」と心から思わせてくれる味でした。 また、メインに供された道産和牛の石焼きは、香ばしい香りととろける柔らかさが絶妙で、赤ワインとの相性も抜群。 会席料理でありながらボリュームも十分で、最後まで満足感に浸れました。
器や盛り付けも美しく、料理そのものが芸術品のよう。 料理が出されるたびにスタッフが食材や調理法を説明してくれるので、味わいながら学びもあり、食事の時間がより深みのあるものになりました。
朝食|旅の始まりを彩る贅沢な和朝食
翌朝の朝食もまた、銀鱗荘の魅力のひとつ。 「和食膳」を基本とし、炊きたての北海道米、旬の焼き魚、出汁の効いた味噌汁、小鉢の数々が並びます。 特に、地元の漁港から仕入れた新鮮なイカの刺身は、朝とは思えないほどの贅沢さ。 透き通った身はコリコリとした食感で、まさに海の恵みをそのまま味わうようでした。
また、道産野菜をふんだんに使った煮物やサラダも彩り豊かで、栄養バランスにも優れています。 食後には北海道産の牛乳やヨーグルトも提供され、ヘルシーさと満足感を両立。 「一日の始まりを特別にしてくれる朝食」という表現がぴったりでした。
ダイニング空間|非日常を演出する和の設え
食事をいただくダイニング空間もまた、銀鱗荘ならではの魅力です。 かつて料亭として使われていた建物らしく、和の設えが随所に活かされています。 個室や半個室も用意されており、プライベート感のある食事時間を楽しめます。 障子越しに入る柔らかな光や、窓の外に広がる小樽の街と海の景色が、料理の美味しさを一層引き立ててくれました。
スタッフの所作も丁寧で、料理を出すタイミングが絶妙。 ただ料理を提供するのではなく、「食事そのものを体験として楽しんでもらいたい」という姿勢が伝わってきました。 落ち着いた空間でゆったりと食事を楽しむ時間は、旅館での滞在を「食を中心とした非日常体験」へと昇華させてくれます。
銀鱗荘の食事が特別な理由
銀鱗荘の食事は単なる「旅館の料理」ではなく、料亭の伝統を受け継ぐ本格的な会席料理。 北海道の旬の味覚を堪能できる夕食、そして心を満たす贅沢な朝食。 どちらも「ここでしか味わえない体験」であり、宿泊そのものを目的にする価値があります。
「小樽で美食を味わいたい」、「料理重視で宿を選びたい」という方には、銀鱗荘は間違いなくおすすめです。 一口ごとに旅の記憶を豊かにしてくれる食事体験は、滞在全体を格別なものにしてくれるでしょう。
温泉|銀鱗荘で体験する絶景と癒しの湯浴み
銀鱗荘に宿泊して最も印象的だったのが温泉体験です。 小樽観光といえば運河や歴史的建築群を思い浮かべる方が多いと思いますが、銀鱗荘ではそれ以上に「湯浴みそのものが旅のハイライト」になります。 館内には広々とした大浴場、眺望が自慢の露天風呂、そしてプライベート感あふれる貸切風呂が用意されており、滞在中にそれぞれ異なる趣を味わうことができました。 湯に浸かりながら目の前に広がるのは、石狩湾と小樽港の景色。まさに「絶景が温泉の一部」と呼べる体験です。
大浴場|光と開放感に包まれる癒しの湯殿
銀鱗荘の大浴場は、まずその広さと開放感に圧倒されます。 天井が高く設計されており、館内の窓は大きく切り取られているため、外光がやわらかく差し込み、昼は明るく爽やかな雰囲気に。 夜になると照明が控えめに灯り、しっとり落ち着いた大人の空間へと変わります。 「同じ場所なのに時間帯でまったく違う表情を見せる」のが印象的でした。
お湯は弱アルカリ性で肌触りがなめらか。湯に浸かった瞬間から身体がゆっくりと解きほぐされていくのを感じました。 湯上がり後は肌がしっとりすべすべになり、保温効果も高く、冷え性気味の私でも長くポカポカと温かさが続きました。 旅先での疲れを癒すだけでなく、「美肌の湯」としても魅力を実感しました。
さらに大浴場にはサウナと水風呂も完備。 観光で歩き回った足の疲れを癒すには、この温冷交代浴が最高のリフレッシュ法でした。 汗をかいて水風呂で締め、再び温泉に浸かると全身の血流が良くなり、まるで体の隅々まで生まれ変わったような感覚を覚えました。
露天風呂|四季折々の絶景と一体化する贅沢
銀鱗荘の露天風呂は、まさに宿のハイライト。 高台に位置するため、目の前には小樽の街と港、日本海が広がり、昼夜や季節によって全く異なる風景を見せてくれます。 昼間は青空と海のコントラストが鮮やかで、湯面に反射する光がキラキラと輝きます。 夕方は海に沈む夕日を眺めながら入浴でき、オレンジ色に染まる景色は言葉を失うほどの美しさ。 夜は小樽の街明かりと漁火、そして星空までもが視界に広がり、まさに「空と海と街が融合する幻想的な舞台」でした。
私が訪れたのは春でしたが、冬の雪景色に包まれた露天風呂も評判が高いそうです。 雪が静かに舞い降りる中で湯に浸かる――そんな体験は北海道ならではで、「冬こそ訪れるべき宿」だと感じました。
貸切風呂|静けさに包まれるプライベートな湯浴み
もうひとつの魅力が貸切風呂。 家族やカップルで利用すれば、誰にも邪魔されずプライベートな温泉体験を満喫できます。 浴室の窓からは海と街を望むことができ、まるで自分たちだけの展望温泉のよう。 夫婦で利用した際には、言葉少なにただ景色を眺めながら湯に浸かるだけで、日常の喧騒を完全に忘れることができました。 「静けさそのものが贅沢」だと強く実感しました。
貸切風呂にはタオルや基礎化粧品などのアメニティも充実しており、手ぶらで気軽に利用できるのも安心ポイント。 温泉初心者や女性にも利用しやすい配慮が整っていました。
温泉の効能|心身をリセットする癒しの力
銀鱗荘の温泉は弱アルカリ性で、疲労回復や血行促進に加え、肌の角質をやさしく落とす作用があると言われています。 実際に入浴してみると、ただ身体が温まるだけでなく、心の重荷まで解き放たれるような安堵感がありました。 観光で歩き疲れた体を癒すのはもちろん、普段の生活で蓄積されたストレスや緊張をもリセットしてくれる。 まさに「体と心を同時に癒す温泉」と呼べる体験でした。
銀鱗荘の温泉が特別な理由
銀鱗荘の温泉は、大浴場・露天風呂・貸切風呂と三つの魅力を兼ね備えています。 大浴場での開放感、露天風呂からの絶景、貸切風呂でのプライベート時間――それぞれが異なる価値を持ち、宿泊中にすべて体験することで滞在の満足度が格段に高まるのです。 さらに泉質の良さと効能が加わり、銀鱗荘の温泉は単なる「宿泊施設の付帯サービス」ではなく「旅の目的そのもの」になります。
「絶景を眺めながら温泉に浸かりたい」、「心と体を同時に癒したい」、「特別なひとときを過ごしたい」――そんな方にとって、銀鱗荘の温泉は必ず期待を超えてくれるでしょう。 ここでの湯浴みは、きっと一生の記憶に残る体験になるはずです。
サービスとおもてなし|銀鱗荘で感じた温かさと上質な時間
銀鱗荘の魅力は、歴史ある建築や絶景の温泉、贅沢な食事だけにとどまりません。 滞在をより特別なものにしてくれるのは、そこで働くスタッフのおもてなしの心です。 形式的ではなく自然体、それでいて心のこもった対応は、まさに「大人のための上質な宿」にふさわしいものでした。 ここからは、私が実際に体験したチェックインからチェックアウトまでのサービスを詳しくご紹介します。
チェックイン|最初の一歩から始まる特別感
宿に到着すると、スタッフがすぐに玄関まで出迎えてくれました。 荷物を預けると、そのまま館内のラウンジへ案内され、座ったままゆったりとチェックイン手続きが始まります。 ウェルカムドリンクには、北海道産の果実を使った爽やかなジュースが用意されており、旅の疲れを癒してくれました。 「宿に着いた瞬間から非日常が始まる」――そんな感覚に包まれました。
スタッフは笑顔を絶やさず、宿の歴史や部屋から見える景色の特徴を丁寧に説明。 単なる案内ではなく、まるで「この場所での滞在を一緒に楽しみにしてくれている」ような温かさを感じました。
滞在中|程よい距離感と気配りのバランス
滞在中のサービスで最も印象的だったのは、「必要なときに自然に寄り添ってくれる距離感」です。 館内を散策しているとき、少し迷った様子を見せるとすぐに声をかけて案内してくれる。 一方で、ラウンジで読書や景色を楽しんでいるときには静かに見守るだけ。 この控えめで上品なおもてなしは、大人の宿に求められる理想の接客だと感じました。
また、部屋に戻るとすでに布団やベッドが心地よく整えられており、夜の就寝前にはナイトティーセットが用意されていました。 「少し喉を潤してから休んでほしい」という心遣いが、細部にまで表れていたのです。
食事時|料理を引き立てるプロの所作
食事の時間も、スタッフの心配りが光ります。 料理が出されるタイミングは常に絶妙で、食べ終わる少し前に次の一品が運ばれるため、待たされることも急かされることもありません。 また、地元の食材や器の由来を説明してくれることで、料理そのものを「味わう体験」から「学びの時間」へと昇華させてくれました。
特に感動したのは、ワインを注文した際に「本日の料理ならこちらの白ワインが合います」と提案してくれたこと。 実際にペアリングしてみると味の相性が完璧で、「ただ食べるのではなく楽しみ方までサポートしてくれる」姿勢に感銘を受けました。
清掃とアメニティ|見えない部分でのプロ意識
銀鱗荘では、客室の清掃やアメニティ管理にも徹底したこだわりを感じました。 夕食から戻ると、部屋はすでにきれいに整えられ、照明の明るさや室温も快適な状態に。 バスルームには清潔なタオルが豊富に用意され、基礎化粧品やヘアケア用品も高品質なものが揃っていました。 「見えない部分で宿の格がわかる」という言葉の通り、細部まで行き届いた管理に安心感を覚えました。
チェックアウト|最後の一瞬まで心地よく
チェックアウト時も、最後まで温かい対応が続きました。 荷物を車まで運んでくれるだけでなく、帰りの交通手段や観光予定を尋ね、「この時間なら余市に立ち寄るのがおすすめです」とアドバイスまで。 単なる送迎ではなく、「旅全体を良いものにしてほしい」という思いが伝わってきました。 玄関での「またぜひお越しくださいませ」という言葉は形式的ではなく、心からの笑顔とともに差し伸べられるような温もりを感じました。
銀鱗荘のサービスが特別な理由
銀鱗荘のサービスは、豪華さを前面に押し出すものではなく、控えめでありながらも本質的に寄り添うおもてなしです。 チェックインの瞬間から始まり、滞在中、食事のひととき、そしてチェックアウトの最後の瞬間まで、常にゲストに心地よさを届けてくれる。 この自然体で誠実な接客こそが、多くのリピーターを生む理由だと強く感じました。
「また来たい」と思わせてくれる宿は決して多くありませんが、銀鱗荘ではその思いが自然に湧き上がります。 歴史的建築と絶景、温泉や食事の魅力をさらに輝かせているのは、間違いなくスタッフのおもてなしです。 銀鱗荘は、ハード面とソフト面の両方で極上の体験を約束してくれる宿だと断言できます。
周辺観光|銀鱗荘と合わせて楽しむ小樽・余市・札幌の魅力
銀鱗荘は、宿そのものが滞在の目的地となる特別な宿ですが、周辺の観光も非常に充実しています。 小樽の街並みや歴史、グルメを堪能しつつ、余市や札幌まで足を伸ばせば、北海道旅行をより濃厚なものにできます。 ここでは、実際に私が訪れて良かった周辺スポットを詳しく紹介します。
小樽運河|ノスタルジックな街のシンボル
小樽観光といえばまず小樽運河です。 大正時代に完成したこの運河は、倉庫群が立ち並ぶ独特の風景で、昼と夜でまったく異なる表情を見せます。 昼は観光客や人力車の行き交う賑わい、夜はガス灯が灯り、幻想的なロマンチックな雰囲気に。 銀鱗荘からは車で約10分程度でアクセスでき、気軽に立ち寄れるのが魅力です。
私自身も夕暮れ時に訪れましたが、倉庫群にオレンジ色の光が映り込む景色はまるで映画のワンシーン。 散策後にカフェで休憩し、小樽名物のルタオのチーズケーキを味わうのもおすすめです。
堺町通り|食べ歩きと買い物が楽しい観光ストリート
小樽運河から続く堺町通りは、ガラス工房やオルゴール堂、土産物店が軒を連ねる人気エリア。 食べ歩きスポットも豊富で、海鮮丼や寿司、スイーツなどを気軽に楽しめます。 特におすすめは、小樽ビール直営の店で飲む新鮮なクラフトビールと、揚げたてのかまぼこ。 銀鱗荘の贅沢な食事と対照的に、カジュアルに楽しめるグルメが多いので、滞在中に散策するのが楽しい場所です。
私が訪れた際は、ガラス工房で実際に吹きガラス体験をしました。 旅の思い出に自分だけのグラスを作れるのは、小樽ならではの体験です。
余市|ワイナリーとニッカウヰスキー余市蒸溜所
銀鱗荘から車で約30分の場所にある余市は、グルメとお酒好きにとって欠かせない観光地です。 特に有名なのがニッカウヰスキー余市蒸溜所。 創業者・竹鶴政孝がスコットランドから学んだ伝統製法を守り続ける蒸溜所で、実際に見学や試飲が可能です。 ウイスキーの香りに包まれる館内は、まるで時間がゆっくり流れているようでした。
また、近年注目されているのが余市ワイン。 ぶどう畑が広がる風景は北海道らしく、ワイナリー巡りも楽しめます。 実際にワインを試飲しましたが、冷涼な気候が生み出す爽やかな酸味が特徴的で、料理との相性も抜群。 「お酒好きなら必ず訪れたいエリア」と言えるでしょう。
札幌|北海道の中心都市へも好アクセス
銀鱗荘は小樽市内にありますが、札幌へのアクセスも非常に便利です。 車で約1時間、JRでも小樽駅から快速電車で40分ほどで到着できます。 札幌市内では大通公園や札幌時計台、すすきののグルメ街など見どころが満載。 小樽の情緒ある雰囲気と札幌の都会的な魅力を組み合わせることで、北海道旅行のバリエーションがぐっと広がります。
私の場合はチェックアウト後に札幌へ移動し、夜はすすきのでジンギスカンを堪能しました。 「銀鱗荘で和の静けさを楽しみ、札幌で都会の賑わいに触れる」というコントラストは、北海道旅行ならではの贅沢な過ごし方でした。
銀鱗荘と周辺観光を組み合わせた理想の旅
銀鱗荘は宿そのものが魅力的ですが、小樽運河や堺町通り、余市、札幌といった周辺観光を組み合わせることで旅はさらに豊かになります。 観光で心を動かし、宿に戻って温泉と美食で癒される――その流れは「観光と滞在を同時に楽しむ旅」の理想形です。 滞在中に観光を組み合わせたい方にも、ホテルでゆっくり過ごしたい方にも、銀鱗荘は完璧に応えてくれる宿だと断言できます。
宿泊プラン紹介|銀鱗荘で叶える特別なステイ
銀鱗荘では、宿泊者の目的やスタイルに合わせた多彩なプランが用意されています。 「小樽観光を楽しみながら泊まる」「特別な記念日を祝う」「料理や温泉をじっくり堪能する」など、どんな旅の形にも対応できるのが魅力です。 ここでは代表的な宿泊プランを紹介しながら、それぞれどんな方におすすめかを解説します。
基本プラン|和の趣と絶景を楽しむスタンダード
もっともシンプルなのが基本宿泊プランです。 全室が小樽の街と海を見渡せるロケーションにあり、どの部屋を選んでも「窓からの絶景」という銀鱗荘最大の魅力を体感できます。 夕食・朝食付きが基本で、初めて銀鱗荘に泊まる方や、観光と組み合わせたい方に最適です。 私も最初の宿泊ではこのプランを利用しましたが、十分すぎるほど満足できました。
会席料理グレードアッププラン|美食を堪能する贅沢な夜
食事にこだわりたい方に人気なのが会席料理グレードアッププランです。 旬の食材をさらに厳選し、ウニや毛ガニ、道産牛など高級食材を使った特別コースを堪能できます。 「食を旅の中心に据えたい」「美味しい料理で記念日を祝いたい」という方にはぴったり。 実際に利用したときは、一皿ごとに感動するような味わいで、まさに「食の記憶が残る滞在」となりました。
記念日プラン|大切な人との一生の思い出に
誕生日や結婚記念日など、特別な日に利用したいのがアニバーサリープランです。 ケーキやシャンパン、花束の手配など、サプライズを演出できるサービスが揃っており、大切な人との時間を一層華やかにしてくれます。 スタッフの細やかな対応もあり、「一生の記憶に残る一日」を叶えてくれるプランです。 実際に利用した知人は「スタッフが一緒にお祝いをしてくれたことが嬉しかった」と話していました。
貸切風呂付きプラン|プライベート空間で癒される
銀鱗荘の魅力である温泉を、より特別に楽しみたい方には貸切風呂付きプランがおすすめ。 家族やカップルで利用でき、絶景を独り占めしながら湯浴みを堪能できます。 「人目を気にせずリラックスしたい」「大切な人と静かに過ごしたい」という方にぴったりです。 特に冬の雪景色の中での貸切入浴は、北海道旅行ならではの非日常を感じられます。
長期滞在プラン|観光と癒しを両立
小樽を拠点に観光を楽しむなら連泊プランも魅力的です。 余市や札幌へのアクセスも良いため、昼間は観光に出かけ、夜は宿で温泉と美食に癒されるという過ごし方ができます。 滞在中もスタッフが柔軟に対応してくれるので、まるで別荘のような感覚で過ごせるのも特徴です。
まとめ|銀鱗荘でしか味わえない特別な体験
ここまで紹介してきたように、銀鱗荘は建築・客室・食事・温泉・サービス・観光のすべてが一流。 ただ宿泊するだけではなく、滞在そのものが「旅の目的」になる宿です。 歴史的価値のある建物と絶景ロケーション、旬の食材を生かした料理、心を解きほぐす温泉、そして丁寧なおもてなし。 そのすべてが融合して、忘れられない旅の記憶を作り出します。
「小樽で特別な時間を過ごしたい」、「料理も温泉も妥協したくない」、「記念日を最高の思い出にしたい」――。 そんな方にとって銀鱗荘は、間違いなく最適な選択肢です。 私自身もまた必ず再訪したいと思わせてくれる宿であり、北海道旅行の中でもトップクラスにおすすめできる滞在先だと断言します。
全国各地で人気の宿を探している方には、年末年始に泊まりたい高級旅館・ホテル42選|正月旅行におすすめの全国厳選宿も参考になります。

